ポストプロダクション/MA/編集スタジオ

音響性能について

【スタジオの必要遮音性能について】

多くのポストプロダクションスタジオの場合、アナウンスブース、MAスタジオ、映像編集室、マシンルーム等の用途の部屋が複合的に構成されています。
各スタジオで要求されるNC値がそれぞれ異なり基本的には

「界壁の必要遮音度 = 隣接する部屋の音源の音圧レベル」
もしくは「外部騒音の音圧レベル − 各部屋のNC値」という形で全体の遮音計画を行います。

またその場合プランニングによっても壁の必要遮音性能が変化することになり、遮音性能の面でも全体の配置計画は非常に重要です。 的確な性能計画とそれに対するオーバースペックとならない設計的アプローチが高いコストパフォーマンスのスタジオを生み出すと言えます。

ポストプロダクションスタジオ施工イメージ1

【スタジオの室内音響について】

MA、映像編集スタジオにおいてもノンリニア機材の普及と、さらなる機材のコンパクト化により小サイズのスタジオが増加しています。 小型スタジオの場合、室の形状により低音の特性が決まりますので十分な検討が必要となります。低音に関しては閉じた室は一つの共鳴体として捉えその形状を検討します。

MAスタジオの場合一般にレコーディングスタジオに比べよりデットな環境が求められますが、従来型の全面吸音構造としなくても 十分実用上問題ないレベルのモニター環境、レコーディング環境を造ることは可能です。従来型のスタジオと互換性を取りつつコスト パフォーマンスの高い従来の形態にとらわれない室内音響計画を提案します。

電源環境、空調換気設備について

【電源環境について】

レコーディングスタジオにとって電源環境は非常に重要な要素のひとつとなります。
電圧の安定性、電源ノイズの除去、音質の向上といった内容が電源設備の状態によって大きく変化します。当社では予算に応じて、コンセントや電線の種類、ステップダウントランス等をご提案いたします。

ポストプロダクションスタジオ施工イメージ2

【空調換気設備について】

遮音性能の項目で触れたようにアナウンスブースに関しては一般にNC15〜20といったかなり低い暗騒音レベルが要求されます。 業務用のスタジオにおいては一般的にはダクト式のエアコンを使用し空調騒音を消音ダクト消音チャンバーにより消音しますが、 昨今は性能のすぐれた低い騒音レベルのルームエアコンもありますので、予算に合わせた空調計画をご提案いたします。

デザインと居住性

スタジオのインテリアに関してはルームアコースティックと密接に関わってきます。求められる音場とともにインテリアデザインも重要であると考えます。
従来型の壁天井全面吸音布クロス仕上げという味気ないものではなく、デザインコンセプト、音場コンセプトに応じた様々なインテリアデザインをご提案することが可能です。

ポストプロダクションスタジオ施工イメージ3

施工コストについて

工事金額に関しては、一般にスタジオ部分のみの金額で\50万/坪位〜になります。
ただしこちらはフローティング構造による遮音工事の場合で、Rec.Boothに関しては外部からの騒音を遮音する必要がありますが、 ControlRoomに関しては近隣の条件等によっては、簡易的な遮音工事でも対応できるケースもございますので、その場合の施工コストは先の金額よりも安価になります。
またこちらの金額に関しては設備工事、仕上げ工事も含んでおりますので、遮音工事のみの工事に関しても坪単価は下がります。

工事範囲を設定し、現場調査させていただいた上でお見積りさせていただきます。

スタジオ工事〜完成までの流れ

1.お問い合わせ(TEL,メールetc)

テナントの建物の構造、所在階、上下階のテナント、近隣の状況、等のテナントの条件、またご計画のスタジオの部屋数、それぞれの広さ等わかる範囲での情報をお知らせください。

2.現地調査、お打ち合わせ

躯体の採寸、既存設備、解体範囲の確認等のための現地調査にお伺いいたします。
その際スタジオのコンセプト、イメージ等ございましたらお知らせください。

3.プラン、御見積書の提示

プランの内容、工事金額につきましてご検討ください。
資金計画に準じた形でのご提案もできますので、プラン、金額共に イメージがありましたらお知らせください。また、建築工事以外の初期投資の試算、収支計画書の作成も無料にて行っておりますのでご相談下さい。

4.プラン、工事金額の修正

内容を詰めていきます。
工事範囲、工程の確定、ライブステージ内装・音響設備、ロビー等の内装、設備の仕様を決定します。
また遮音性能の保証、テナントオーナーへのご説明、所轄官庁(消防、建築指導課etc)との事前協議等を
行います。

5.工事請負契約

工事内容、工事期間、工事金額、お支払方法、遮音性能等ご確認の上ご契約となります。

6.工事着工

内装の細かい仕様、素材、カラー等をお打ち合わせの上決定いたします。

7.遮音工事完了

中間遮音測定を各スタジオで実施します。保証性能以上の性能を確認後、ご報告、仕上げ工事へと進みます。

8.完成お引き渡し

最終遮音測定を実施し、報告書を作成します。施主検査にて工事に不備がないかご確認いただいてお引き渡しとなります。その際、竣工図面、音響測定報告書を提出します。

弊社提携施工会社工事実績について

弊社提携施工会社(株式会社アコースティックエンジニアリング)の多数の事例から一部を紹介致します。

工事名称 竣工年月日 所在地 用途
(仮称)渋谷山手教会スタジオ様
防音音響内装工事
平成24年4月 東京都 業務用レコーディングスタジオ
ForceWickスタジオ様
改修工事
平成24年3月 埼玉県 フォーリースタジオ
(仮称)芦屋スタジオ様
音響内装工事
平成24年2月 兵庫県 制作スタジオ
スタジオSwear音響様
音響内装工事
平成23年12月 茨城県 レコーディングスタジオ
スタジオTOMO様
防音音響内装工事
平成23年12月 東京都 MAスタジオ
秋葉原ECP3Fスタジオ様
防音音響内装工事
平成23年11月 東京都 業務用レコーディングスタジオ
ダッチママスタジオ様
改修工事
平成23年10月 東京都 業務用レコーディングスタジオ
スタジオ大阪様
防音音響内装工事
平成23年6月 大阪府 業務用レコーディングスタジオ
(仮称)南青山スタジオ様
音響内装工事
平成23年6月 東京都 業務用レコーディングスタジオ
メイクフロウスタジオ様
音響内装工事
平成23年5月 神奈川県 業務用レコーディングスタジオ
(仮称)代々木八幡スタジオ様
音響内装工事
平成23年4月 東京都 業務用レコーディングスタジオ
(仮称)八丁堀MAスタジオ様
音響内装工事
平成22年12月 東京都 MAスタジオ
SPLASH Sound Studio様
音響内装工事
平成22年11月 東京都 レコーディングスタジオ
日本芸術学園様
アフレコスタジオ音響内装工事
平成22年10月 東京都 業務用レコーディングスタジオ
ツヅキスタジオ様
4Fスタジオ音響内装工事
平成22年2月 東京都 業務用レコーディングスタジオ
(仮称)錦糸町スタジオ様
音響内装工事
平成22年6月 東京都 業務用レコーディングスタジオ
東京ビジュアルアーツ様
1Fアフレコスタジオ音響内装工事
平成22年4月 東京都 業務用レコーディングスタジオ
デジタル工房スタジオ様
音響内装工事
平成22年3月 東京都 業務用レコーディングスタジオ
スタジオスペースラボ様
音響内装工事
平成22年2月 東京都 MAスタジオ
SYNCWIREstudio様
音響内装工事
平成22年2月 東京都 MAスタジオ
(仮称)大阪レコーディングスタジオ様
防音音響内装工事
平成22年2月 大阪府 業務用レコーディングスタジオ
B1スタジオ様ボーカルブース
防音音響内装工事
平成22年2月 東京都 業務用レコーディングスタジオ
Presence STUDIO様
音響内装工事
平成21年11月 大阪府 業務用レコーディングスタジオ
(仮称)西麻布Rec.Studio様
音響内装工事
平成21年11月 東京都 業務用レコーディングスタジオ
StudioM様
音響内装工事
平成21年9月 神奈川県 業務用レコーディングスタジオ
Y様邸Studio様
音響内装工事
平成21年9月 神奈川県 レコーディングスタジオ
SEGA様Rec.Studio
音響内装工事
平成21年6月 東京都 MAスタジオ
SyncLiveスタジオ様
音響内装工事
平成21年5月 東京都 レコーディングスタジオ
ノイズルームスタジオ様
音響内装工事
平成21年5月 東京都 業務用レコーディングスタジオ
スタジオAtlieQ
音響内装工事
平成21年4月 東京都 業務用レコーディングスタジオ
(仮称)市ヶ谷Rec.Studio様
音響内装工事
平成21年3月 東京都 業務用レコーディングスタジオ
東京ビジュアルアーツ様
アフレコスタジオ音響内装工事
平成21年3月 東京都 業務用レコーディングスタジオ
StarFishStudio
音響内装工事
平成20年6月 東京都 業務用レコーディングスタジオ